トップメッセージ
Top message
木へのこだわり。
本当の安心と安らぎを。
創業当初より、木材を使用した家づくりに着目し、木材の変形や歪み・反りなど、避けては通れない問題にも積極的に取り組んで来ました。含水率が高ければ高いほど、木は縮み、歪みを生じてしまいます。だからといって、水分が少なすぎてもいけません。そのため、私たちは自社の乾燥窯で1本1本検査を行い、基準に満たない材は建築に使用しないことを徹底しています。木を住宅に用いるには、木について精通していることが何よりも大切。木の性質を本当に理解した者が扱ってはじめて、本来の力を発揮し、本当の安心と安らぎを与えられる家づくりができると思います。
無垢素材や紀州材を使用することも、こだわりのひとつ。とくに和歌山は、「優れた紀州材を生み出す林業地」として位置付けられ、家をつくるための木材として長年育てられてきました。木は、生まれ育った地域の気候風土になじみ、住宅建材へと姿を変えても、その特性に引き継がれています。DNAを受け継いできた木を、生まれ育った地の住宅に用いることは、建材としての木にかかる負担も軽減できるといわれています。木の特性を理解し、地産地消するこだわりを、将来を担う世代に伝えていくことが、住宅づくりの使命であり、最高の幸せなのだと感じています。
想いに寄り添い、掛けあわせる。
“住みよい家”のつくり方。
私たちが大切にしていることは、お客さまのライフスタイルにあった家づくりを行うということ。朝起きてから寝るまでの生活を、会話の中から想像し、住宅をどう便利に、暮らしやすくするのか、何をご提案できるのかを考えます。
そのために必要不可欠なものが、お客さまとのコミュニケーションです。想いをしっかり受け止めると共に、潜在的なニーズも感じ取り、どのような形で住宅へ反映するかが重要です。お客さまの小さな想いも逃さないように、そして信頼関係をより良く築くためにも、打ち合わせにはじっくり時間をかけています。お客さまの想いと私たちの想いがこもった家は、ライフスタイルに寄り添った、快適な住まいになるにちがいないと信じています。
負の遺産を残さないために。
今、私たちにできること。
企業理念のひとつに、「負の遺産を残さない」ということをあげています。
「負の遺産」とは、私自身が阪神淡路大震災による凄惨な被災の光景を目の当たりにした時に特に感じたことです。「建物」は、「地域の財産」でもあります。災害に見舞われたとき、その財産がひとつでも多く壊れずに残すことができれば、公共インフラをいち早く復旧することができ、復興を少しでも早められるのではと思うのです。
かねてより必ず来ると言われている、東海・東南海地震に備え、地域をあげて地震や液状化に強い住宅づくり(「三防震」=「耐震・免震・制震」)を行なっていくことが、住宅に携わる私たちだからこそできることであり、また、私たちに課せられた使命であると考えています。
地域に根ざす
「this company」へ
専務と2人3脚で設立した当初は、自分が中心の「my company」だったと思います。それが10人になり20人になり・・・今では50人近くが働くようになり「our company」となりました。さらに次世代に向け、地域で認められ、地域から必要とされる「this company」となっていくために、嘘のない真摯な家づくりの姿勢と、徹底的な「顧客重視」を社員1人ひとりに教育しております。
創業当初から住宅づくりという観点で「質と価値を追求する」という理念を抱き続けてきました。建具やサッシ1つとっても一流メーカーのネームバリューやブランドで判断はせず、あくまで品質の良さを基準に考えています。結果的にそれがお客さまのためになるからです。
「売れるもの」ではなく「良いもの」を届けるという信念と共に、お客さまと社員の信頼に応えていくこと。それが私の目指す「this company」につながっていくと信じています。
代表取締役 瀧 敏秀 Toshihide Taki
頑固なまでの熱意と誠意で会社を牽引する家づくりのプロ。
釣りにシューティング、米づくりと趣味も幅広い。